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コンサルタントとしての価値

大家の右腕のUSP(Unique Selling Proposition)(自社が持つ独自の強み)は

・楽になる

・安心感

・ワンストップ

というものです。

コンサルタントとは、「本質的な課題を見つけて解決すること」と定義付けることもできますが、私は大家さんに対しては上記の3つがカギだと考えます。

つまり、大家さんは不動産経営をやっている方で、親から先祖代々受け継いできた土地を何としても次世代に引き継ぎたいというマインドがあります。

これは責任感を感じていることであり、事業の経営者と同じようにストレスがかかります。

この責任感から解放されたいという思いがあります。

つまり、いつでも楽になりたいのです。では、どうやったら楽になるか。

キーワードは「後継者育成」にあります。後継者が経営や実務の一部を手伝ってくれれば、親は楽になります。親子で教えたりするとうまくいかないことも、外部の税理士が間に入って教えたら、スッと意見を聞いて頂けるものです。

なので、楽になるために、実務の一部である会計データの入力の指導をしています。

指導をして半年もすると、かなり入力精度も高くなります。税理士事務所の新人よりもスキルが高くなるほどです。そうすると税理士事務所側の入力やチェックも少なくなるので、こちらも楽になります(笑)

次に、安心感ですが、これは一番安心感を与えられるのは、何かというと経営の根幹である。財務です。もっというとキャッシュフロー、特に税引後のキャッシュフローがプラスかどうかですね。

なので、必ずやるのは、月次面談の際の着地予測、つまり決算時点でP/Lがプラスになるのか、キャッシュフローはどうなるのか、税金がどうなるのかは常に伝えています。

そうするとかなり安心されます。安心すると信頼に繋がり、この人に会えば安心感を得られると思わせて、会いたいと思わせられます。そうすると、必ず相談してくれますので、情報が集まり、税務以外のキャッシュポイントが発生するというメリットがあります。

恋愛相談なんかもあるくらいですね(笑)

世の中の税理士の中には決算だけやる方は、お客様側は決算やらなきゃいけないから「仕方なく」会ってるという人が多いのではないのでしょうか。「仕方なく」から「喜んで」会うに変えるのが、売れる税理士になるコツと言えるでしょう。

そのためには、キャッシュフローの説明と月次の精度改善がカギになりますね。

最後に「ワンストップ」ですが、これは大家の右腕の真骨頂である。税理士を超えた不動産経営のパートナー=大家の右腕となれば、税務的な視点以外の大家さんの悩みを全て解決できるようになるので、ここまで来たらお客様からかなり信頼され、唯一無二の存在になれるのではないでしょうか。